「がん看護専門看護師」の資格について

がんに特化した医療機関であるがんセンターで看護師として働くことに興味がある方もいるでしょう。現代における病気の中でもがん治療は特に注目されている分野ですが、看護師としてこの業界に参入してサポーターしたい方は、就職と転職に役に立てるためにどんな資格を取るべきなのでしょうか。看護師としての就職や転職をこれから考えている方はぜひ参考にしてください。

がんセンターに勤める看護師として取得するべき資格のひとつは「専門看護師」です。これは看護師として実務研修が5年以上、そして専門分野に3年以上の経験を持つ方が看護系の大学院修士課程を修了後に試験を受けることで認定される資格です。専門看護師には13の分野があり、そのうちのひとつに「がん看護専門看護師」の資格があります。

がん看護専門看護師は、がんセンターなどの機関に配属されて患者や家族のケア・他の看護師のサポート業務を行います。がんセンターの中でも幅広い業務に取り組めるがん看護専門看護師は、従来の看護師よりもがんについて深い見識があるため、がん患者により深く寄り添った質の高い看護の提供が可能です。

資格を取得するための試験では書類審査と筆記試験があり、特に筆記試験はがんに関する専門的な知識が高く求められるため、実務をこなしながら知識を十分に習得する努力が求められます。また、資格は5年毎に更新審査があるため、一度合格しても引き続き知識の習得を怠ってはなりません。看護や研究の実績を積み重ねて日々スキルアップする姿勢が必要です。また「認定CRC」など、がんセンターで働く上で役立つ資格は他にもあるので興味のある方は調べてみてください。